2024.01.21
LED
皆さんご存じLED。照明器具なんかでもう普通に使われるようになってしばらく経ちました。
このLED。なんの略かというと、
「Light Emitting Diode」:光を放つダイオード、の略です。
日本語でいうと、発光ダイオードとも呼ばれてますね。
遡ると、なんと1907年にSiC(炭素ケイ素結晶)に電圧を加えたときに発光することを発見したことからはじまっている模様。
そんなに前からなんですね。。
実際に実用化に至ったのは、1961年に赤色発光ダイオードの開発がされてからのようですが。
2006年に装飾用のLED電球が東芝から発売されて、2007年には一般照明用のLED電球も発売されたみたいなので、だいたいいま17年くらいといったところ。
以前は「白熱電球」や「蛍光灯」が主流でした。いまは肌感覚だと、ほとんどLED化というかそもそも最初からLEDで検討していることが多いです。
さて、なぜ照明器具類がこの発光ダイオードに変わっていっているのか。
理由はこんなところでしょうか。
①寿命が長い
白熱電球:約1,000~2,000時間 LED灯:約40,000時間
②発光効率が良い
スイッチONにしてからのレスポンスが非常に早いです。LED。白熱電球は寒かったりするとつきにくかったり、といった経験ありませんかね。
③消費電力・発熱が少ない
他にもあると思いますが。この辺が代表的な理由ですかね。
①寿命
これは皆さんご存じですね。「10年持ちます」みたいな。40,000時間っていったい何日なんだ、と。1日6時間点灯と仮定すると、40000/6=6666[日] 6666[日]/365[日/年]=18.26[年]。
なんと18年。じゃあそろそろか。
でも注意です。LED電球は熱や湿気に弱いようで、10年経たずに切れているLED電球もあるようなので。
それと、LED照明で安価なものは、けっこう「LED内蔵」が多いです。そうなると、LED電球が点灯しなくなったら「照明器具交換」をする羽目になります。カタログを見ると「LED一体型」とか「LED内蔵(交換不可)」とか明示してありますので確認はしておきたいですね。
②発光効率が良い
これ、言われてみると、なんですが、昔みたいに、「チカチカっ」ということがほぼなくなりました。
「電球調子悪いなあ」みたいな。電化製品としての精度が高度化した、という感じ。
寒くてもパフォーマンスが下がりにくいので、寒冷地だとよりそのへんは感じるかもしれません。
エアコンの風(特に冷房)を照明にあてるとよくない、みたいなことが蛍光灯などではありましたが、LED電球だとそこまで影響はなさそうです。
③消費電力・発熱が少ない
わりと馬鹿にできません。発熱ですが、従来の白熱電球は、昔はよく電球を交換しているときに「あつっ」となってました。でもLED電球はそこまで高熱になりにくいですね。まあそもそも交換そんなにしないから触らないんですけど。。
でも照明器具の熱での空調不可削減(冷房不可ですね。)も効果はあります。住宅程度だと爆発的な省エネにはならないかもしれませんが、事務所ビルなんかだと馬鹿になりません。とはいえ、暖房不可は逆に増えるので、そこが通年でどうなるかは微妙かもしれません。(暖房不可の方が一般的には電力食いますからね。)
電力消費が少ないのは助かります。オフィスビルなんかだと、電力消費の全体の30%弱が照明だっていうデータもあるのでLED化ってけっこうです。
最近うちでは交換するときに一体化してる安いLED照明だと器具自体交換が煩わしいのと、照明器具でデザインしたくない、というダブルパンチで、だいたい一般灯は「ソケット+LEDの裸電球」のセットがスタンダードになってきています。
こんな感じ。
なにがいいかというと、
飽きがこない。。
室内空間に変に干渉してきません。
そして照度や色温度もあとでいくらでも交換可能。。
おまけに安い。。最高です。
上部の照明2か所は回路分けしているので、点灯しないときには主張しないで大人しくしてくれます。
ただし、裸の電球なので光源が目に入りやすいのでそこは要注意ですね。
電球自体も要注意です。
白熱電球だとこんな感じのシンプルな、ガラスとフィラメント、みたいな外観ですが、
パナソニックのサイトより引用
LED電球だとこんな感じだったりします。
。。なんか首がある。。見た目ちょっとそっけないですね。。あくまでメーカー品だとこうなります。
まあこうじゃないLED電球もあるので、うちではもうそっちにしてますが、そこは内緒で。
よくAmazonなんかだと白熱電球みたいなLED電球が売ってたりしますがあんまり良い印象はないですね。買ったことありますが、うまく点灯しないとか実際にありました。本当のフィラメントの白熱電球のあの感じは出ませんしね。よーく見ると〇国産とか。
なのでまあメーカー品の方が間違いはありません。
LEDのフィラメント型電球。。
光っているときは気になりませんが、消灯時、この黄色が気になる。。糸状のLEDらしいですが、綿みたいでちゃちい。。おまけに寿命も短いものが多いよう。光り方は白熱電球のフィラメントに似てはいますが、実物が個人的にはなんかイヤ。
白熱電球のあの儚さがない。細い電熱線の、頼りなくも力強いというか。。消灯時もなんだかいい感じですしね。。
白熱電球が悪者というわけではないと思います。実際に光り方なんかも微妙に違いますし、同じ電球でも写真のように印象も全然違います。ポイントで白熱電球を採用するものいいかもしれませんね。