便器 | 有限会社 海老原建築

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Column

2024.02.24

便器

生活に欠かせない住設機器の一つで、とっても重要なモノ。便器です。

毎日使います。なのでとっても重要。今回は便器自体について。

さて、まずはちょっと便器の歴史を調べてみましょう。

主にウォシュレットの歴史になりますが。

日本がほぼ主流のウォシュレット、「温水洗浄便座」がTOTOから誕生したのが、1980年6月。すでに発売から40年以上経っているという。。そんなに前だったのですね。。まあ私は座るところが温かい、くらいしか機能使ってないんですが。

当時のキャッチコピーは、「おしりだって、洗ってほしい。」

なんだか昔の方がキャッチコピーって自由でしたね。最近はもう、コンプライアンス地獄です。


今現在では、住宅のみならず公共施設や商業施設など、だいたいウォシュレットついてますね。

でもでもなんと、1964年に、アメリカのアメリカン・ビデ社というところから、「ウォッシュエアシート」という製品の輸入販売が開始されています。。温水洗浄と乾燥のみだったらしいですが、日本じゃなくてアメリカの方がはやかったんかい。。

TOTOから、タンクレストイレ「ネオレスト」が発売になったのは。1993年。いまから31年前。。なんとドーハの悲劇の年。。ちなみに、Windowsは「3.1」。。。3.1??。ファイナルファンタジーでいうと「V」がベストセラー。「V」は名作でしたね。。

「磯野家の謎」というのもベストセラーだったらしい。。磯野家ってよくよく考えたら東京に平屋の戸建てって豪邸ですよね。やるな波平さん。

さて、話を戻しましょう。

現在、便器を選定する上では大きく分けて二つですかね。タンク付きとタンクレス。

わが家は、1階がタンクレス、2階がタンク付き。

結論から言うと、タンク付きの方が好き。

  • タンクレス

タンクレスのトイレ。

やはりメリットは。「掃除がしやすい」「空間がスッキリする」などのところでしょう。

特に掃除がしやすいのが奥様方には大メリットでしょう。

デメリットとしては、

「高い」

ですね。。すっきりして掃除もしやすいのは魅力的ですが、高い。。

あとは停電時にちょっと不便ではありますかね。タンクがないので、水をためておけない。いちいちバケツで水入れて、その上で手動レバーを使って流さないといけません。かなりめんどい。

↓ LIXILのサティスSの停電時の作業方法

サティスS WEB取扱説明書|停電したとき|LIXIL

我が家のトイレはこんな感じになります。めんどくさい。まあ停電時だけなのでそんなに頻度は高くはありませんが。

あとは、ウォシュレットが故障したときですねー。。なんと我が家は絶賛故障中で、結局直してません。下手すると本体交換。ウォームレットは別に故障してないので無視してます。。

  • タンク付き

最近だと便座が一体型のものと従来の完全分離型みたいなタイプなど色々ありますね。

うちの「山野の家」の便器。LIXILのアメージュZ。

こっちのメリットは、とにかく安い。(便座の機能によってけっこうピンキリではありますが)あとは、タンクレスと比較してメリットデメリットがだいたい反転する感じでしょうか。

停電時もタンクに水を入れれば普通に使える・便座のみで交換もできる(一体型は難しいかも)。

逆に、スペースを取る・掃除がしにくい(特にタンクの後ろ下)。

  • 結局どっちなの

もうこれは完全に好みでしょう。(結局。。)

でも前述の通り、個人的には「タンク付き」が好みです。
なぜかというと、住設機器である以上、いつか故障しますし、交換はしなければいけません。タンクレスにしてすっきりさせても、結局交換します。またTOTOで調べると、意外とタンクレストイレとタンク付きトイレとで便器自体の奥行はそこまで変わりません。

ネオレストLSで奥行735mm。ネオレストASで奥行702mm。

タンク付きでいくと、ピュアレストQRでタンク付きでだいたい奥行760mm。

そんなに変わらない。。

まあ確かに足元の掃除のしやすさや、掃除する場所がそもそも減る、というのはメリットとは思いますが。

見ようによってはタンク自体も愛らしいもんです。


タンクがいると、背中守ってくれてる感が出て嫌いじゃありませんけどね。

まあ掃除する身からしたらこいつは邪魔か。。でもないと殺風景でもありますしねえ。。

ずっとタンクレスで費用をかけていく覚悟でいくか、コスパ重視で掃除と向き合っていくか、先を見据えて検討しましょう。